手づくり日記、趣味の話、雑記など
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

こんにちは。またしても前回更新時からすっかり季節が変わり、コートを引っ張り出してくる時期となりました。
とはいえ今日は、晴天のおかげかずいぶん暖かいです。

前回に引き続き、さそり座の話。

この星座は昔から南の空で目立っていたようで、いろいろな話を耳にします。
中国では四神の青龍に見立てられ、日本では釣り針に見立てて「鯛釣り星」や「魚釣り星」と呼んだ地方もあるとか。
ニュージーランドでは、この天の釣り針で天地創造の神がニュージーランドの島を釣り上げた、という神話があるそうです。

星空にあってなにかと話題の多い「天の釣り針」ことさそり座ですが、今回は宮沢賢治の作品。
既知の部分はさらっと流してやってください。

さそりB 黒背景
『天窓の星』・さそり座。


宮沢賢治の作品に登場するさそりたち、なかでも『銀河鉄道の夜』の「蠍の火」は名シーンです。

宮沢賢治の作品にはたくさんさそり座の姿が描かれ、詩や歌も含めると数えきれないほどですが、個人的には『銀河鉄道の夜』と『双子の星』での描かれ方の違いっぷりが興味深いです。

『銀河鉄道の夜』で語られる蠍は、「みんなの幸」のために身を捧げる清廉な印象。
しかし一方で『双子の星』では、嫌みな性格で、くだらないことから大烏(からす座?)と大げんかしたあげく双方瀕死の重傷を負い、双子の童子に迷惑をかけてしょんぼり…というキャラクターに描かれています。
この対比はおもしろいですね。

「どうか神さま。私の心をごらんください。こんなにむなしく命をすてず、どうかこの次には、まことのみんなの幸のために私のからだをおつかいください」(銀河鉄道の夜)
「少し水をのんでやろうかな。はてな、どうもこの水は変に土臭いぞ。どこかのまっ黒な馬鹿ァが頭をつっ込んだとみえる。えい。しかたない。我慢してやれ」(双子の星)

宮沢賢治のさそり座は、物語によって与えられる役柄がずいぶん違うようです。

さそり座の話題は興味深いものが豊富にありますが、際限なく書いてしまいそうなのでいったんここまでにします。
読んでくださった方、ありがとうございました。
スポンサーサイト

【2014/11/06 17:34】 | 樹脂作品
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。